2016年度民美月曜講座(一般公開) 第1、2回案内
『美と学び=その理論と実践=』
講師 籔内好 (日本美術会会員)
日時:
第1回 2016年5月9日(月)1:30〜4:30 民美アトリエ(9F)
第2回 〃 6月13日(月) 〃 〃
会場:民美アトリエ(平和と労働会館9F)
参加費/民美研究生•日美会員は無料、一般の方は1080円となります
第1回「美と学びの課題を探る =芸術心理学から美の学びへ=」
•マルクスの有名な「ギリシャ叙事詩やシェークスピアの悲劇が今日もなお私たちに芸術的享受を与え続ける」美の原因をどう探るのか、理論と作品分析、鑑賞で迫ります。次回は『美を学ぶ実践』抽象画を自由に描くワークショップです。
•ヴィゴッキーは「美意識が常に自ら(芸術)とは異なる使命を持って認識、感情、道徳的意志を教育するための手段•方法」とされ、今までの芸術論は「著しくその解決を妨げる役割を果たしてきた」と批判し、科学的な論考を展開しています。
•「誰もがシェークスピアの悲劇やベートーベンの交響曲の協力者(鑑賞者)となることを可能にする創造的能力は、誰にもシェークスピアやベートーベンとなる可能性があることを明瞭に示している」と、それはすべての人への信頼です。
第2回「美を学ぶ実践〈Ⅰ〉=抽象画を自由に描く(ワーク•ショップ)=」
•ピカソやシケイロスたちが絶賛した「メキシコの児童画」を指導した、北川民次は「私は10才までの子どもの絵は指導しない」と言う。人間の発達
•成長における「10才の壁」を受講のみなさんは、乗り越えてこられたでしょうか。今の子どもたちに、その条件は保障されているのか。
•思春期からの表現には、抽象が実に相性がいいのをご存知でしょうか。作品を制作する体験的な学びです。《各自「水彩用具のセット」をご用意ください!紙は用意します(実費) •抽象画表現の代表者たち、クレー、カンディンスキー、モンドリアンから学び,描いた各自の作品を鑑賞します。 (第一回の日本美術史の続きも予定)
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